
私は島根県出身で、大学生の時に広島市内に住んでいました。
実家への帰省はバスだったので、三次と言えば休憩地の印象が強く、三次へ観光しに行ったり遊びに行ったことはありませんでした。
私が初めて三次を目的地として訪れたのは、二十歳でした。
大学で出会った友人は三次出身の子で、広島市内で1人暮らしをしており、その友人の実家へ遊びに行ったのが初めて三次を訪れた時でした。
紫陽花の花が咲く頃、「ホタルが綺麗に見れる場所があるんよ」と、小似川へ連れて行ってもらいました。
そこで見た、群れになって飛んでいるホタルの幻想的な光景は、今でも目に焼きついています。
その時から、三次って素敵な場所なんだなと、私の中で特別なところへ変わっていきました。
それからというもの、私は三次を訪れることが増えました。
夏には三次の花火大会へ行って迫力満点の花火に驚いたり、秋には平田観光農園へ果物狩りに行って美味しい果物を堪能したり、広島市内から2時間くらいで行ける距離だったので、大学時代はドライブを楽しみながら何度も三次へ遊びに行きました。
大学卒業後は島根県で就職をしましたが、休日に友人と平田観光農園へ果物狩りに行くのが楽しみでした。
春はイチゴ狩りをしてパフェを作り、夏は桃狩り、秋はりんごやぶどう狩り、冬は三次ワイナリーのかき小屋に行ったり、母と奥田元宋・小由女美術館を訪れたりと、1年を通して三次で楽しい時を過ごしてきました。
結婚を機に北陸地方へ引っ越しをして、しばらく三次へ行くことはできませんでしたが、5年前に第1子を出産し、再び地元に戻り現在は島根県で子育てをしています。
広島に住む妹から、「数年前にできたみよし森のポッケは、赤ちゃん連れ遊びスポットでおすすめだよ」と聞き、娘が歩くようになった頃、久しぶりに三次を訪れました。
ポッケや運動公園でたくさん遊び、お昼はトレッタで三次産の新鮮な野菜などを使用したおいしいバイキングでお腹いっぱい食べて、大満足な一日になりました。
子育て世代にも過ごしやすくやさしい町だな、三次っていいところだなとあらためて感じました。
その後、第2子も生まれ、今では5歳と2歳です。
先週もポッケや公園へ遊びに行きました。
休日に「どこに行きたい?」と聞くと「みよしいきたい」と言うほどに、子どもたちにとっても大好きな場所になりました。
これからも週末には三次へ遊びに行き、子どもたちの喜ぶ笑顔を見守る。
そんな暮らしをしていきたいです。
かつてはバスの休憩地で立ち寄るだけだった場所、今では家族みんなが大好きな目的地三次です。